心理物理 · 2024–
振動知覚メカニズム
振幅は直接知覚される強度と一対一で対応しているわけではありません。持続時間・減衰・位相スペクトルといった時間的な要因が振動の知覚強度をどう変えるのかを一連の実験で調べています。
触覚効果の「強さ」は、実務上ふつう振幅という一つの数値で設定されます。しかし知覚的にはこれは正しくありません。同じピーク振幅でも、持続時間や減衰の仕方によって感じられる強さは大きく変わります。
本シリーズでは、長時間の持続、減衰形状、そして直近ではノイズ状信号の位相スペクトルというように、パラメータを一つずつ切り分けて測定しています。目標は、コンテンツ制作者が実際に使える知覚強度モデルです。
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久原 拓巳 — 名古屋工業大学大学院 博士後期課程
